「白幡沼(しらはたぬま)」という都心部にある中で、自然を感じることが出来る沼が存在します。
名前だけではどのような沼なのか分からないと思います。そこで魅力などを案内していきますので、訪問の参考にしてみて下さい。

目次
白幡沼 概要

「白幡沼」は、埼玉県さいたま市南区に位置する小さな沼です。縄文時代の「白幡貝塚」などの遺跡が存在するなど、昔から人々が住み続けていた地域として知られています。
かつては「巨人が転んで手をついた窪みに水がたまった」という伝説から「こぶし沼」とも呼ばれていました。「白幡」は平安時代に平将門討伐の際、白い旗を掲げ戦勝を祈ったことが由来といわれています。
白幡沼は伝説や歴史が残る地域の象徴的な場であり、古くから人々の生活や開発と深く関わってきた場所です。

白幡沼・白幡緑道 基本情報
白幡沼は沼のすぐ西側にある白幡緑道から見ることができます。
営業時間:24時間
定休日:なし
通行料:無料
駐車場:なし
お手洗い(トイレ):なし
住所:〒336-0021 埼玉県さいたま市南区別所1丁目19
JRの「武蔵浦和駅」から徒歩で10分ほどの場所に位置しています。東側には「埼玉県立浦和商業高等学校」があり、生徒の方々の声が聞こえる近さです。
白幡沼を見れる!「白幡緑道」

「白幡緑道」は白幡沼のすぐ西にある、南北500mほどの通り道です。
道の両端に植物が植えられており、その中で散歩やランニング・犬の散歩などを行う人をよく見かけます。また駅へ行く際や、学校に行く際の単純な通り道として利用する人も多いのが特徴です。

緑道側からじっくり観察することができる距離に白幡沼はあります。そして数は少ないですがベンチも設置されているためリラックスしながらぼんやり眺めることができるでしょう。
白幡沼の奥の方には浦和商業高等学校があるため、生徒の方々が活動するところが視界に入る可能性もあります。また、沼の反対側は民家のため騒いだりすると迷惑がかかるため気をつけましょう。
白幡沼・白幡緑道で確認できる植物

自然に囲まれている立地のため、白幡沼付近では四季折々の植物や花々を観察することができます。
通路の両側に桜の木が植えられているため、春のシーズンは桜並木がトンネルのように続く景色を見ることができるでしょう。通って季節の訪れを感じるのもいいかもしれません。
その他アジサイ・クズ・スイレンなどを始め様々な植物を確認してみて下さい。

白幡沼・白幡緑道にいる生き物
白幡沼と緑道で自然に囲まれているため、野鳥の絶好のすみかになっています。
バードウォッチングをする方や撮影する方もいるほどで、カモ・カイツブリ・サギなどの野鳥が例年目撃されているようです。

都心部にありながら自然のある野鳥の生息地を観察してみる楽しみ方もできるでしょう。四季ごとに異なる野鳥を観察するとより満足できること間違いなしです。
白幡沼の湿地環境にはタガメなどの水生昆虫が多く生息し、それ以外にも夏場は多くの虫が確認できますので危険なスズメバチなどには用心しましょう。
白幡沼のまわりを1周できない!
白幡緑道から白幡沼を見ることができるため、沼の西側は問題なく観察可能です。ところが沼の北側や東側は高校の敷地扱いのため、一般人が立ち入り出来ずそもそも遊歩道なども設置されていません。
沼の周りをウォーキング・ジョギングで1周したいと思っている方は、残念ながら叶わぬ夢となります。
こんな人におすすめのスポット

こんな人にはおすすめできないかも・・
白幡緑道は遊具があるような場所ではないため、遊ぶ目的で訪問はできません。
さらにジョギングやウォーキングするのには最適ですが、通路は狭く縦横無尽に走ることもできず周りに迷惑にあるため、上記のようなことをする場合は別の箇所を探しましょう。
まとめ
「白幡沼(白幡緑道)」は最寄り駅から近い都心部にあるため、自然を欲する方にはおすすめの場所です。
白幡沼の直近を1周することができないのが残念ですが、狭くもなく広くもない秘境のような白幡沼を気軽に見に来てみて下さい。


コメント