皆様の中には、埼玉県内でたくさんの花を観賞したい方がいらっしゃると思います。
そこで花々を間近で見ることが出来る「大宮花の丘 農林公苑」(愛称:大宮花の丘)というスポットについて記載していきますので、訪問の参考にしてみて下さい。

目次
大宮花の丘農林公苑 概要

埼玉県さいたま市(一部は上尾市)に位置する、広大で開放感のある花畑を有する南北に長い公園です。約6.5ヘクタールの花畑には、桜・チューリップ・ポピー・コスモスなど四季折々の花が咲き誇ります。
1974年~1981年は旧大宮市の一般産業廃棄物の処分場として利用されていましたが、1988年にふるさと農林公苑事業が計画され整備事業を実施。
1991年に「緑のふるさとセンター」が開設され、公苑全体は1997年に開園したといわれています。このように処分場跡地の再生をきっかけに、花をテーマとした公苑として整備され現在も愛されている場所です。

大宮花の丘農林公苑 基本情報

休園日:なし
入園料:無料
駐車場:あり
住所:〒331-0049 埼玉県さいたま市西区西新井124
(参照URL:https://www.city.saitama.lg.jp/004/001/003/001/p005662.html)※外部サイトに移動します
JR日進駅・宮原駅から徒歩で30~40分ほどの場所に位置しています。
公苑内の様々な花・豊かな自然

公苑名からもわかる通り、苑内は花に囲まれた自然豊かな公苑となっています。遮蔽物の無い開放感がある中で多くの植物を見て回ることが出来、四季折々の植物を観察可能です。
苑内最大の魅力が、多くの部分を占める花畑で、時期によりカラフルな花々や植物を間近で観察でき、このお花を見るために遠方から訪れる方もいらっしゃいます。
苑内で観察できる植物は多いので全て案内できませんが、主要なものを案内します。
チューリップ
大宮花の丘のチューリップには例年3月下旬から咲き始め、4月上旬から中旬にかけてが見頃です。
花畑には約2万4000株のチューリップが植えられ、赤・黄・ピンクなどカラフルな色合いが一面に広がります。
そのチューリップを眺めると春の訪れを感じさせ、タイミングが合えば桜と共存した素晴らしい景色を堪能できるでしょう。
ポピー

ポピーは例年4月下旬頃から5月下旬にかけて見頃を迎え、鮮やかな赤色で彩ります。
特に5月中旬には「ポピーまつり」が開催され、咲き誇るポピーの観賞などを楽しめるでしょう。公苑の広大な花畑の中で、真っ赤なポピーが一視界に広がる光景も苑内の代表的な見どころの一つです。
コスモス

コスモスは毎年9月下旬から咲き始め、10月中旬~下旬にかけて見頃を迎えます。花畑にピンク・白・赤など色彩豊かなコスモスが一面に咲き誇る、秋の代表的な風景です。
広大な花畑に咲き誇るコスモスは写真愛好家にも人気のスポットで、多くの方が訪れます。
サルビア
サルビアは世界に約900種以上が存在し日本では主に観賞用として栽培され、夏から秋にかけての代表的な花として広大な花畑を彩ります。
例年7月から10月上旬頃まで見ごろで観察できる期間が少々長いことが特徴で、特に9月中旬から10月初旬にかけて一面が真っ赤な「サルビアの絨毯」の景観を楽しめるでしょう。
園内では赤・青の2種類のサルビアが植えられており、その比較が素敵な雰囲気を演出します。
和風園地

「和風園地」は、公苑内の南側にある日本庭園風のエリアです。「緑のふるさとセンター」近くにあり、起伏のある地形に大きな樹木が配された落ち着いた雰囲気の日本庭園風スペースです。
北側の開放的な花畑と異なり、高木が多い分影が多いため夏場はここで涼むことができます。このエリアでも花を含め様々な植物があるため、見逃さないように周っていきましょう。
賑やかなエリアとは対照的に静かで落ち着いた場所が好みであれば、ゆったりとした時間を過ごせる憩いの場になること間違いないです。
公苑内はかなりの部分が花畑のため、遊ぶようなスペースは限られている現状です。そんな中で花の景観以外でお子様が楽しめる場所を紹介していきます。
数少ない遊具

公苑内にはお子様向けの複合遊具が設置されています。滑り台・階段・縄梯子など多様で、お子様が思い切り体を動かせる場所です。
範囲は狭いですがベンチもあり、保護者の方がお子様を監視することも可能なつくりとなっています。ただし花がメインの公苑ためか遊具が少ないため、時には譲り合いが必要になるかもしれません
夏に水で遊べる 親水広場
親水広場(じゃぶじゃぶ池)は、夏季限定で開放される子どもに人気の水遊びスポットです。長さ約50mほどの流れと直径約15mの広い池があり、開放感のある広々とした空間で涼めます。
水遊び期間は例年7月~8月頃で、緑に囲まれた公苑の中で思い切り水遊びができる環境のためお子様連れの方から好評のエリアです。
バッテリーカー

苑内には小さなお子様向けの「バッテリーカー」が設置されています。
スペースシャトル型・消防車型やキャラクターカートなどの種類があり、お子様が楽しめるデザインのバッテリーカーが用意され、喋るものも確認できました。
天候左右され休止する場合がありますが、人気の乗り物で休み期間など多くのお子様方で賑わいます。
芝生広場
芝生広場は公苑内のちょっとした緑のスペースで、子どもたちが走り回ったりできる場所です。
親水広場(水遊び場)に近く家族連れでの利用に適しており、自然に囲まれた場所でゆったりと過ごせる環境が整っています。
苑内施設
花の食品館

地元産の新鮮な農産物や季節の花の直売、レストラン、売店を併設した施設。
1階に地元で採れた新鮮野菜・果物・花などの農産物直売所があり、営業日は多くの方で賑わいます。
2階にはレストランがあり、地元産の野菜や農産物を使った料理が多く健康志向のメニューを提供するなど、家族連れに人気な施設です。
営業時間:11時~16時30分(レストラン)/10時~17時(1階売店)/11時~16時(農産物直売)
定休日:月火(レストラン)/月火木金(農産物直売)
緑のふるさとセンター

「緑のふるさとセンター」は公苑の管理事務所を兼ねた多目的施設で、南入口から入ってすぐそばにあります。
施設の貸し出しを行っており、加工室・調理室・実習室など一般利用が可能です。地域住民向けの講習会やイベントも定期的に開催し、地元の方の交流の場となっています。
開館時間は9時~21時(年末年始は休館)で、貸出については有料の予約制のため注意しましょう。
こんな人におすすめの公苑
こんな人にはおすすめできないかも・・・
まとめ
埼玉県(さいたま市・上尾市)で広大な花畑を観察できる場所といえば、この大宮花の丘農林公苑です。
シーズンによって花の見ごろも異なり見え方は変わるため、複数回訪問するとより満足できるでしょう。老若男女が訪れ鑑賞・撮影できる本公苑へ興味があれば、ぜひ1度訪問してみて下さい。


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