埼玉県で何かご当地グルメを食べたいとお考えの方はいらっしゃいますか?
埼玉県の「川島町」には「呉汁」・「すったて」というご当地グルメが存在します。名前だけではどんなグルメか想像できないと思いますので、グルメについて詳しく案内していきます。

目次
呉汁の概要
呉汁の特徴
かわじま呉汁は、すり潰した大豆と多彩な野菜を味噌仕立てで煮込んだ川島町の冬の伝統料理です。
国産生大豆のみを使用し、芋がらや10種類以上の野菜を必ず入れるなど、厳格なルールのもとで提供されています。土鍋や鉄鍋で提供されることが多く、熱々の具沢山な汁が冬場の寒い体を芯から温めます。
大豆をすり潰したもの(呉)を使うことで、独特の舌触りと大豆本来の旨味・栄養価の高さが特徴です。ご家庭ごとに具材や味付けに個性があり、季節の野菜などを加える場合もあります。
呉汁の歴史
「川島町」では稲作とともに田んぼで大豆を栽培しており、収穫した大豆を活用した食事により発展しました。かつては肉や魚が手に入りにくかった時代もあり、その中で貴重なたんぱく源として親しまれるようになります。
町内では地域活性化と食文化の継承を目的に「かわじま呉汁」としてブランド化し、現在は町内の飲食店で提供。どの店でも具沢山でボリュームがあり、寒い冬にぴったりの郷土料理として今も広く愛されています。
大豆のコクと野菜の旨味が一体となり、地域の食文化を今に伝えている重要なご当地グルメといえるでしょう。
11月~3月のみ食べることが可能
かわじま呉汁はシーズン通して食べられる料理ではありません。
川島町の飲食店で毎年11月~翌年3月までの期間限定で提供されています。冬のシーズンで体が温まる郷土料理として親しまれており、一部の店舗では提供期間が異なる場合もありますが、基本的に11月~3月がシーズンです。
「呉汁」と「すったて」
夏の時期に食べる すったて
川島町には「すったて」というご当地グルメも存在しており、かわじま呉汁同様、地域で伝統的に食べられている郷土料理です。もともと農家の多忙な方の食事や栄養補給として親しまれ、2007年以降ブランド化が進み町内の飲食店でも提供されています。
すったては、ごま・味噌・新鮮な野菜などをすり鉢ですりつぶし、だし汁と冷水で冷たい汁に仕立てるのが特徴です。「すりたて」を食べることから「すったて」と呼ばれ、夏のシーズンに食べることができる料理です。
呉汁⇒すったて⇒呉汁⇒すったて のサイクル
呉汁の提供時期は基本的に11月~3月の冬の時期で、すったては5月~9月の夏の時期に提供。
飲食店で呉汁とすったて両方扱う店舗が多く、呉汁の時期が終わったらすったて、すったての時期が終わったら呉汁というサイクルが出来ています。
同時期に両者を食べることは不可能ですが、料理の変化を通し時間経過を身に染みるのも悪くないでしょう。
「本手打うどん 庄司」さんのかわじま呉汁
営業時間:10:30~15:00(LO 14:30)※売れ切れ次第終了
定休日:不定休のため、公式サイトで確認してから訪問しましょう。
駐車場:ありますが、台数は少ないです。
住所:〒350-0152 埼玉県比企郡川島町上伊草743-9
(参照URL:http://www.m-macs.com/33661/shoji/)※外部サイトに移動します
注文から料理が届くまで
アツアツの呉汁
多くの具材

かわじま呉汁の味
とはいえ量に対して明らかに値段が安く、手ごろに美味しい呉汁を堪能できるのは間違いないでしょう。
まとめ
かわしま呉汁は店舗によっても独自性のある料理を提供していますが、具材が多いため健康志向の方であればおすすめのご当地グルメです。
冬のシーズンしか食べることができないのは残念ですが、逆に言えば日本の季節の移り変わりを実感できます。


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