さいたま市で豊かな自然を感じることが出来る場所へ行きたい方へ、「桜草公園」という名のとおり桜草(サクラソウ)を間近で観察可能な公園がおすすめです。
桜草公園は自然にあふれ多くの方に訪問して欲しい公園のため、どんな魅力があるのか以下で案内していきます。

目次
桜草公園 概要
「桜草公園」は、さいたま市桜区の荒川河川敷に広がる自然豊かな公園です。
さいたま市の花の桜草(サクラソウ)が特に園内で有名で、この希少な自生地は国の特別天然記念物に指定され、公園のシンボルとなっています。
江戸時代から桜草(サクラソウ)の名所として知られ1984年「桜草公園」として正式に開設。現在までサクラソウの保全活動は100年以上続けられています。
現在豊かな自然環境とスポーツや散策が楽しめる多目的な公園として、地域の憩いの場となっています。

サクラソウ~伝統的な多年草

「サクラソウ(桜草)」は湿った草原や河川敷の草原に自生する多年草です。地中に根茎があり夏の暑さや乾燥には弱いため、適度な湿度のある環境を好む植物として知られています。
葉は楕円形で浅い切れ込みがあり、花の色は淡紅色や白花などです。
江戸時代から栽培記録が存在するなど、日本では伝統的な植物として多くの品種が育成され、現在は約300種が存在しています。
桜草公園 基本情報
休園日:なし
入園料:無料
駐車場:あり
お手洗い(トイレ):あり
住所:〒338-0837 埼玉県さいたま市桜区田島3542-1
JR西浦和駅から徒歩30分ほどの場所に位置しています。
桜草公園 園内

全体が自然豊かな公園で芝生広場・ビオトープなどに加え、ソフトボール場などスポーツも可能な公園です。
荒川河川敷の地形や湧水を活かし、湿地・池などを設けて様々な生態系を確保。自然観察や環境教育の場でも活用され、子どもから大人まで自然に触れることができます。
田島ヶ原サクラソウ自生地

日本で唯一国の特別天然記念物に指定されたサクラソウ。公園内の「田島ヶ原サクラソウ自生地」では約100万株のサクラソウが自生しています。
サクラソウは例年3月下旬から咲き始め、4月上旬~中旬に見ごろを迎えます。ただし近年の温暖化などで時期がずれこむ可能性はありますのでご注意願います。
公園内でも範囲が広い場所ですが、さいたま市などによる保護管理が行われ素晴らしい景観が保たれています。通路は少し狭く草をかき分けていくような感覚で奥へ進むことが出来ます。
ソフトボール場

園内にはソフトボール場が1面整備されており、ソフトボールや軟式野球に利用可能です。利用は無料で午前9時~12時・午後1時~5時までの時間帯で貸し出されています。
開放感があり自然に囲まれた中でスポーツできる環境で、木陰がなく夏場は厳しい暑さとの戦いになりそうです。
その他 要素

園内は幅の広い通路があり、その通路以外は芝や野草で埋め尽くされています。広々とした開放的な部分が多いですが、高木が集まり影を作っている箇所もあり影で涼むことができるでしょう。

ベンチも置かれているため途中で散策していて疲れたら、休憩できるのがありがたいです。
園内を訪問すると公園の担当のような方々を多くみかけ、熱心に管理・清掃・保全しているところを見ることができます。園内にゴミが全く落ちていないのも納得ですし、利用者がのびのび散策できるのはそのような方たちのおかげだと再認識できるでしょう。

こんな人におすすめの公園
「桜草公園」は、国の「特別天然記念物」に指定された田島ヶ原サクラソウ自生地があり、約100万株のサクラソウや約250種の野草が自生しています。
ビオトープなど自然観察のスポットも豊富で、自然や植物に興味がある方には四季折々の景観や希少な植物をじっくり観察できる環境が整う公園です。

こんな人にはおすすめできないかも・・・
園内は屋外での散策になりますので、屋内でゆったりできる場所はありません。屋内で楽しみたい方は別のスポットで楽しみましょう。
まとめ
桜草公園の名に恥じない自然豊かな公園です。サクラソウは当然観察してほしいですが、それ以外の野草なども立派に自生しているため全体を散策すればより満足できると思います。
地形を生かした緑あふれる公園が埼玉県・さいたま市にあるのが誇りですし、今後も老若男女に愛される場であってほしいです。
本公園の南には「荒川彩湖公園」もあるため、そちらも併せて訪問してみて下さい。



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