「荒川彩湖公園」は、「荒川第一調節池(彩湖)」の北側にある公園です。訪れたことがないとどんな場所か全く分からないと思いますので、園内には何があるのか?どんな魅力があるのか?案内していきます。

目次
多機能な人工池 荒川第一調節池(彩湖)

公園について案内する前に、「彩湖」について軽く触れていきます。
「彩湖」は埼玉県さいたま市から戸田市にかけて位置する、南北に長い大規模な調節池です。荒川流域で発生する洪水被害を防ぐため、洪水時に一時的に水を貯める役割を担っています。
都市用水の確保にも利用され、状況により貯めておいた水を首都圏の飲み水などに供給することもある働き者の調節池です。
1973年荒川中流域の洪水・渇水対策として計画され、1997年に彩湖・2005年に荒川第一調節池全体が完成しました。
荒川第一調節池(彩湖)は、荒川の洪水調節と都市用水の確保など多機能の人工池で、重要な施設といえます。

荒川彩湖公園 概要
埼玉県さいたま市桜区にある、彩湖の周辺に広がる空間を有効活用して1999年に造られた公園です。
彩湖と荒川の豊かな自然に囲まれ開放的な場になっており、特に人気なのが「カマキリ」をモチーフにした巨大複合遊具で、「カマキリ公園」とも呼ばれるほどお子様たちに親しまれています。

公園の北側の国の特別天然記念物「田島ヶ原サクラソウ自生地(桜草公園)」・南側の「彩湖・道満グリーンパーク」にはさまれた公園です。
興味がある方は別の記事で両公園についてまとめているので、そちらもチェックしてみて下さい。


荒川彩湖公園 基本情報
休園日:なし
入園料:無料
駐車場:あり
住所:〒336-0036 埼玉県さいたま市桜区田島3513-1
JR西浦和駅から徒歩15分ほどの場所に位置しています。

開放的な荒川彩湖公園の園内
園内は全体的に非常に開放的で、彩湖や木々の景色を堪能することができます。
どこからどこまでが園内のエリアなのかわかりにくく、他の公園と境界がないため知らぬ間に別の公園に足を踏み入れる可能性もあるかもしれません。そんな中で園内の魅力的な場所を案内していきます。

前述の通り、昆虫をモチーフにした大型複合遊具が特徴的で「カマキリ公園」とも呼ばれています。
公園のシンボル的存在の巨大なカマキリの体を階段やロープで登り遊ぶことができ、お尻側はネットでカマキリの体内はデッキ通路でつながる構造です。
その他バッタを模したすべり台がある遊具や、ロープウェーも設置されており、特に子どもたち・家族でのびのびと遊べる環境が整っています。

広々とした芝生が敷き詰められている芝生広場では、ボール遊びをしたり走ったり自由にのびのびできます。芝生広場は「陽だまり広場」とも呼ばれ、日差しがたっぷりと降り注ぐ開放的で自然に囲まれた場所です。

園内にはソフトボール場を含む多目的広場が整備されており、ソフトボール・軟式野球などの利用が可能です。
内野は土、外野は芝生で整備されているため、特に練習試合に適しています。当然ですが開放的で広場内は影が無く夏場は運動するのがきついかもしれません。
公園全体が彩湖の一部であるため、大雨や洪水時に調節池としての機能を果たし一時的に水没することがありますので利用時は注意が必要です。

彩湖の周りを走るジョギングコースがあり、その1部が荒川彩湖公園の園内を通っています。実際に訪問すると多くのジョギングする方・ウォーキングする方を見かけるでしょう。

荒川彩湖公園のコースでは上り坂があり少しきつい箇所になっていますが、近くを武蔵野線が通るためそれを見つつ運動できるのが大きな特徴です。

こんな人におすすめの公園

こんな人にはおすすめできないかも・・・
まとめ
荒川彩湖公園はそこまで彩湖がメイン感はなく、園内を散策して遊具や広場遊んだり・運動して体を動かすのがメインな気がします。
荒川彩湖公園内からは彩湖の北側のみしか見ることはできませんが、園内から南下してべつの公園のエリアに行くと彩湖をより眺めることができ、彩湖の本番といったところになるはずです。
緑と水と武蔵野線の線路に囲まれた荒川彩湖公園へ、1度は訪問してみて下さい。


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