縄文の貝塚のことがわかる公園!富士見市の【水子貝塚公園】

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埼玉県の観光スポット

「水子貝塚公園(みずこかいづかこうえん)」は、富士見市にある広いとも狭いとも言えない公園です。聞きなじみがない方も多いと思いますので、どんな特徴の公園か案内していきます。

 

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「水子貝塚公園」の概要

「水子貝塚公園」は、縄文時代前期の代表的な「水子貝塚」を保存するために整備された公園です。

水子貝塚は1937年の発見以来数回の発掘調査が行われ、1969年に国の史跡に指定されます。

その後活用のため整備が進み1994年に開園し一般公開されていました。園内に竪穴住居があったり、当時の歴史を学べる場でもあります。

 

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水子貝塚公園 基本情報

開園時間:午前9時~午後6時(4月~9月)/午前9時~午後5時(10月~3月)
定休日:なし
入園料:無料
駐車場:あり(開園時間中のみ利用可能)
お手洗い(トイレ):あり
住所:〒354-0011 埼玉県富士見市水子2003-1
(参照URL:https://www.city.fujimi.saitama.jp/madoguchi_shisetsu/02shisetsu/shiryoukan/mizukokaiduka/riyouanxnai.html)※外部サイトに移動します
東武東上線 みずほ台駅の東口から徒歩20分ほどの場所に位置しています。

復元した竪穴住居のある園内

園内は広々としている起伏の無い平坦で、地元の人が多く訪れる公園です。園内には具体的に何があるか?とお思いの方へ、園内の主要スポットを案内します。

復元竪穴住居

水子貝塚公園には、縄文時代の住居を感じる[「復元竪穴住居」が5棟設置されています。縄文の集落の暮らしを現代に伝え知ってもらうため、実際の発掘調査に基づいて再現されたものです。

そのうち1棟(15号住居跡)では、当時の家族の人形や生活用具が再現され、当時の居住生活を具体的にイメージできます。

通常は外観の見学が中心ですが、一部住居は内部も見学可能です。園内は開けているため、簡単にに竪穴住居は見つかりますので接近して観察してみて下さい。

開放感ある芝生広場

公園の中央には広大な芝生広場があり、全長582メートルの園路がその周囲をかこんでいます。遮蔽物がほとんどなく開放感があり、ここで簡単なボール遊びをしたり走り回れる環境です。

シートを敷けばピクニックなどもでき、特に家族連れやお子様が安心して遊べる場所です。

公園全体が史跡保存と活用を目的に整備されているため、歴史学習や自然観察の場としても優れています。

全長582メートルの園路はアスファルトの通路で、ランニングや犬の散歩をしている人が多いです。徒歩8分ほどで園内一周することができ、お手軽に利用することができるでしょう。

縄文の森 

「縄文の森」は、縄文時代の自然環境を現代に再現したエリアで公園の外周部に広がっています。

調査で判明した当時の植生に基づき、クヌギ・コナラをはじめとする当時自生していた木々を復元。歴史学習や体験イベントの場としても活用されることもある、立派な場所です。

貝塚表示

水子貝塚公園では、縄文時代の貝塚の位置が白いエリアで表示されています。発見された貝塚がどこにどのように分布していたか、視覚的に確認できるようしている工夫です。

訪問して縄文時代の集落や貝塚の分布を体感しながら、歴史的な景観を学ぶことができるようになっています。

水子貝塚は複数の小貝塚が集まる貝塚群で、当時の集落規模や形態を推測できる学術的にも価値の高い遺跡です。

展示を確認できる施設

園内は屋内施設の展示館と資料館があり、両方訪問すればより満足感が高いため以下で案内します。

展示館・資料館 共通の基本情報
営業時間:午前9時~午後5時
定休日:月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(土日祝日を除く)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無調

縄文当時の生活を確認できる「展示館」

縄文時代の貝塚遺跡を保存するために整備された施設が展示館です。

展示館では、発掘調査時の様子を再現した模型や、人骨などを確認できます。

その他縄文時代の土器、貝や獣骨などが展示され当時の暮らしをわかりやすく学ぶことができるでしょう。

中心付近には大型スクリーンで、水子貝塚の歴史の映像約18分が常に流れています。

考古資料を展示する「資料館」

園内にある考古資料の展示施設です。縄文時代の暮らしを紹介す展示館に対し、資料館は市内各地から出土した考古資料を展示しています。

旧石器時代の石器群や県指定文化財「ムササビ形土器」・富士見市に関するさまざまな資料など確認可能。

縄文時代だけでなく旧石器時代から古墳時代などにも触れ、富士見市の歴史を学べるスポットです。公園に行く場合、展示館・資料館併せて訪問すればより富士見のことを知ることができるでしょう。

こんな人におすすめの公園

歴史や考古学が好き
縄文時代の貝塚や復元された竪穴住居が園内にあるためそこで当時の生活を味わえます
さらに園内の施設として展示館・資料館で、出土品や考古資料の展示を通じて、昔の暮らしを深く学習可能。近代でなく主に縄文時代の展示ですが、歴史好きなら訪れるべき公園です。
自然散策やウォーキングしたい
公園内には全長約582メートルのアスファルトの遊歩道が整備されているます。
四季折々の自然を感じながら散策や、ウォーキング・ジョギングができ軽く運動したい場合に最適な公園です。
芝生広場で遊ぶ人
遊歩道がある内側が広々した芝生広場になっています。
ここで家族で遊んだり走り回ったりと交流の場として最適なため、家族連れで訪問してみましょう。

こんな人にはおすすめできないかも・・

本格的なスポーツをしたい
広々した芝生はありますが、本格的なスポーツをする場ではありません。
公園は縄文時代の遺跡保存が目的のため、それを侵害するような利用は控えましょう。
開放的な園内が気に入らない
全体を見まわせる開放さがありますが、人の視界に入りやすいです。視線が気になったり、人がうつらない中で散策したい場合はあまり適していないかもしれません。
遊具で遊びたい
広場はありますが、園内は滑り台などのような遊具といったものはありません。遊具で遊びたい場合は、他の遊具のある公園をあたるべきでしょう。

まとめ

園内の竪穴住居については立派ですが、公園の風景とあまりマッチはしていません。

もう少し竪穴住居の数があればより縄文らしさを感じる気はしますが、当時のくらしについて展示も施設内にあり学習・知識をつけるには最適な公園です。

富士見市というあまり聞きなれない市ですが、近くにある「難波田城公園」と併せて訪問してみて下さい。

 

 

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