埼玉県はいまいちパッとしない県だと思われているかもしれません。東京のすぐ北に位置していながらも、魅力があまりないことで有名です。
今回はその埼玉を揶揄する「ダサイタマ」という言葉が何かを案内していきます。
「ダサイタマ」 という言葉は何か?
まず「ダサイタマ」というワードについてです。「ダサイタマ」は想像がつくと思いますが、「ダサい」と「埼玉県」の2つのワードをミックスした言葉です。
埼玉県がださいことを強調する言葉で、埼玉県民として残念ながら地味に広く知れ渡っている言葉となってしまっています。
「ダサイタマ」 の歴史
「ダサイタマ」という言葉はいつ誕生したのか?ということですが、明確にいつと断定はできませんが有力なのがタレントのタモリさんが考案したとされるものです。
1980年代にサングラスのタモリさんが、ラジオ番組で埼玉題材の歌「なぜか埼玉」を取り上げ埼玉への関心を寄せていきます。
その後ご自身のお昼のテレビ番組である「 笑っていいとも!」内で「ダサイタマ」という言葉を何度も発言し、ついには流行語となってしまい広まっていくことになりました。
それ以前に「ダサイタマ」という言葉を使っている人はいたかもしれませんが、現状タモリさん契機で誕生したとされています。
埼玉県の「ダサイタマ」なところ
この記事を書いている私自身、埼玉出身で現在も埼玉に暮らしで埼玉県が大好きです。ただ確かに埼玉県のださいところは心当たりがあるため以下にださいと感じるところを挙げていきます。
埼玉県は海なし県です。ですので埼玉県で提供されている海産物は全て他県に依存しています。海産物は自給自足できないため、これほどださいことはありません。
東京に比べれば間違いなく都会ではありません。大宮はそれには劣りますし、高崎線沿いの駅近くはそれなりに栄えてはいます。
そして水田や田畑や西側の山々など県内各所にありますが、そこまで距離がない場所に住宅街があったりと田舎と呼ぶのもなんか違うなと感じます。
どちらかに割り切っていれば一貫性がありますが、どっちつかずの個性の無さが浮き彫りになっているだけです。
日本には都道府県の「魅力度ランキング」というものが存在します。その名の通り魅力度が高ければランキングは高くなります。
2023年は埼玉県は47都道府県中 45位。2024年は46位となっています。恥ずかしい結果です。
問題なのは最下位を回避していることです。最下位になればある意味ネタになりますし、それを笑いにつなげられますが、最下位ではないためそれもできない哀れな状況となっています。
浦和VS大宮についてテレビでも取り上げられることがありました。ですが正直他県の方々からはどうでもいいと思われていることは重々承知しています。
埼玉に住んでいていうほど私の周りではこの論争はあまり話題にならないですが、強い敵意を感じている人もいるのが事実です。ださい埼玉県の中でださい敵対 これはもう見てられません。
いくつかださい点を列挙していきましたが、ここでは書ききれないくらい埼玉県には「ダサイタマ」であふれています。
「ダサイタマ」を逆手にとった 翔んで埼玉
「翔んで埼玉」という、埼玉県をディスりにディスりまくったコメディ映画をご存じでしょうか?元々は漫画ですが映画化してまさかの大ヒットをしています。
2019年に映画が公開され、その反響から続編が2023年に公開されるという事態に陥ることになりました。「ダサイタマ」なところを受け入れて、それを逆手に取る戦略が実を結んでいます。
まとめ~ダサイタマをマイナスにとらえない
「ダサイタマ」についてまとめてきました。確かに「ダサイタマ」はマイナスな言葉ですが、実際はその中にも愛情がある言葉なのかと改めて感じました。
埼玉県民として「ダサイタマ」といわれても、全く否定するつもりもないですし実際ださいです。それを受け入れることで、逆に埼玉県民であることを誇りに思える素晴らしい言葉・概念です。
他県の方々も「ダサイタマ」と感じたらひどすぎない程度に、堂々とださいところがあれば発信していきましょう。


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